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大和にある青木工務店社長の日記

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2007年 10月 29日

木造組立等作業主任者

27日、28日と2日間木造組立等作業主任者講習を受講した。昨年は足場作業主任者の資格をみんなで取得した。今回のこの資格は5Mを超える木造建築の現場作業資格で、作業手順、安全衛生管理、現場教育、関係法令を網羅したものである。青木工務店での棟梁格はすでにこの資格を持っていたのだが、その後成長し実力を付けた新棟梁格の大工の面々にも今回持たせることで全ての大工が有資格者となった。ついでに私と社員二名も受講。
初日は嵐の中となったが、2日目は秋晴れ。青木工務店のものは皆足場資格のあるので2日目の講義はほとんどが免除。お昼過ぎの講義1コマと最後の考査試験にのぞんだ。皆合格できただろうか。とにかく皆さん、お疲れ様でした。

# by yamato-aoki | 2007-10-29 19:25 | Comments(0)
2007年 10月 27日

台風20号接近

昨日の朝突如台風化した台風20号が今晩関東を再接近する。移動スピードがとても速いのだが、気を緩めてはならない。現在現場の多くが基礎工事中。コンクリートの打設は週明けにスライド。足場のかかっている現場は今日中に養生準備。
さて今日、明日は木造組立作業主任者講習で多くの社員、大工が丸2日間勉強となる。みんなテストに合格してまた一つ資格を増やして欲しい。

# by yamato-aoki | 2007-10-27 08:09 | Comments(0)
2007年 10月 27日

中国木材鹿島工場

24日には中国木材鹿島工場の新工場見学会に参加した。中国木材は「ドライビーム」という商品名で家の梁材などに使用する米松のKD材(人口乾燥材)の最大手メーカーである。材木というものは乾燥するほど強度が増す。また乾燥する過程で木そのものが持つ動き、つまり曲がり、反り、ねじれ、割れなどの現象が生じる。乾燥された木材はそれらの動きが出た上で選別し、最終調整を行なうので安定した品質となるのである。
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中国木材社長の堀川社長が自宅建設で木材が乾燥してがたがたになった経験から乾燥についての意識が高まり、その頃日本に人工乾燥された木材が無かったことからカナダから輸入をして家を建てていた父青木宏之が呉へ行った時に話題となった。そのとき宏之が「ドライビーム」と言ったことから、青木宏之を名付け親と堀川社長が公に話されていた。
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堀川社長と鹿島工場長となる御子息の保彦部長。

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意外なほど丸太の系は細い。30年から50年と言ったぐらいか。

鹿島工場は国内最大級の製材所でもあり、環境対策でも最先端の工場であった。機械化された工場ラインには人が少なく、安全かつクリーン。端材やバークなどはバイオマス発電施設へ燃料として運ばれゼロエミッション。バイオマス発電とは、蒸気で廻るタービンで発電するものである。そしてその蒸気も近隣の工場へエネルギーとして供給される。発電所は現在工事中で来年稼動されるようだ。大和にもバイオマス発電施設があれば我々の端材木材を直接有効利用できるので欲しいと感じる。42億円という超巨大な費用ではまだ夢の世界か。
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バイオマス発電施設。何がどうなって発電するのか見た目では良くわかりにくい。

日本最大需要地である関東圏へ巨大な木材製材所の稼動は中国木材の夢だったという。また関東でも木材産出量が多い茨城栃木ということもあり、今後は国産木材の製材にも力を入れると宣言されていた。地元では中国木材という巨艦が港に着いたことで大分色々あったそうだ。
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乾燥施設。これほど並んでいるのを見たことが無い。また奥行きも通常の倍の長さ。


ところでこの日、父と私と藤澤先生と3人で行く予定であったが、急遽父が体調不良となり先生と2人で行くこととなった。父はパーティーで中締めの挨拶を依頼されていたので、工場に着くなり堀川社長にお詫びとともに代打をお願いしたところ、私がやれと指名されてしまった。さすがに準備も無く、社運をかけた新工場披露の席で1000人の招待客の前で偉そうに挨拶も出来ない(平均年齢も高いし)ので、その場にいたナイス㈱の平田社長にお願いして代わっていただいた。平田社長には本当にすいませんでした。
中国木材鹿島工場_f0070542_84553.jpg

鏡割りだけ私が代打。その壇上から撮影。

# by yamato-aoki | 2007-10-27 08:05 | Comments(0)
2007年 10月 25日

近隣挨拶廻り

昨日はお昼前に御契約でお客様宅へ。一年以上の打合せの期間で、本当に多くのことが話題になった。私もこの日を迎えて感慨深い想いであった。とはいえ、これから工事がスタート。しっかりと工事をすることはもちろん、近隣の皆様にも御迷惑を掛けながらも出来る限り気をつけて何しろ事故無く竣工を迎えられるようにと願う。お客様からも我が家の歴史を一通りお話して青木さんに理解してもらえたとお話があった。今後ともよろしくお願いします。その後近隣へ挨拶回りに廻る。
帰社後、別現場でやはり着工前の御近所の挨拶回り。金曜日から解体工事が始まる。何事も無く無事終わる事を願う。机の上では終わらないのがこの仕事。お互い様の精神ということで御迷惑を掛けている。その事を作業員もしっかりと意識して作業にあたるようにいつも話をしている。常識は立場によってちがうこともあるのだから。

# by yamato-aoki | 2007-10-25 18:39 | Comments(0)
2007年 10月 24日

実務と今後の見通し

昨日は午前中新築のお客様と打合せ。これから本格的に色々と検討される様子であった。住宅に関して様々な情報が氾濫している。その多くが企業の思惑による偏った情報であることが多い。工務店はそういった情報を整理して、私たちなりで噛み砕いてお客様に伝える必要がある。オール電化、断熱工法、通気工法、無垢の建材、自然塗料、シックハウス対策などメリットデメリットを比較してお客様が好みにより選択できなければならないと改めて感じた。
午後からは来月から着工する現場の現地での打合せ。関係する職方4社と青木工務店とで工事の方針、順番を整理。工事をスムーズに進めるため大事な時間だ。話をしているとやっぱりこちらの考えていることとずれていることが多くわかる。意見を統一させて無駄や事故が無いように。
その後箱崎の全建連へ。JBNの打合せに参加。現在建築確認の厳格化で工事の着工が遅れている状況であるが、実は来年、再来年が正に正念場。来年秋には住宅をはじめとする木造2階建てまでのいわゆる4号建築の建築確認特例が廃止となり、さらに建築確認に費用と時間を要するようになる。また再来年には住宅瑕疵担保履行法が施工され、全ての新築住宅に対して10年保証に対して保険加入もしくは供託が義務化される。次々と来る荒波に個別で対応することは困難である。まさに工務店が横の繋がりで団結する最後のタイミングなのだ。見通しの利かない船は遭難する。今後も情報に敏感に貪欲に行かなくては。
実務と今後の見通し_f0070542_8161775.jpg

会議の場にて(青木宏之全建連会長、越海木造振興室長ら)

# by yamato-aoki | 2007-10-24 08:19 | Comments(0)