大和にある青木工務店社長の日記

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カテゴリ:日常業務( 266 )


2018年 02月 14日

構造計算のノウハウ

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青木工務店では、設計施工の現場は許容応力度計算を自社で行って構造の安全性を確認しております。その作業は建築士として私が現在担当しております。ここしばらくはこれから着工する現場の構造計算と温熱計算が続いており、パソコンの画面とにらめっこです。
プレカットのCAMとの連携で初期入力の負荷はだいぶ低減されたとはいえ、あれこれと調整をしたり梁を組み替えたりとバランスを取りながら目標となるスペックを満たしていくにはそれなりのノウハウとテクニックが必要となります。
大まかな流れは
①:意匠(仕上げの見せ方、天井の高さ)と設備納まり(排水管や電気配線など)を考慮しながら柱や梁の組み方、梁成や接手位置を考える。
②:①をプレカット工場に作図依頼。組み方(主に向きや金物との干渉)に無理がないか入力してもらい図面を起こす。
③:起こしてもらった図面のデータを構造計算ソフトに入れ、耐力壁の位置や水平構面の仕様を入力する。
④:水平構面の耐力不足により耐力壁線を増やす。
⑤:梁成を確認する。
⑥:接合部の耐力を確認する。土台のめり込みも確認。
⑦:基礎の入力、許容応力度計算。

③から⑥は行ったり来たりを繰り返す作業です。耐力壁を入るところにやたらに入れてもバランスが崩れます。高倍率の壁では接合部や梁に負担が大きくなります。そのあたりを適当に解釈して広告の謳い文句にしているのをよく見かけますね。
④では壁の種類を変えて固くしたりするのですが、耐力壁線間の距離が短くなると水平構面の負担が低減され一般的な構造で力を下に流しやすくなります。
⑤では硬い壁で曲げ応力が大きくなることが特に影響が大きいです。化粧梁となってしまう場合は梁成と組み方も配慮。同じ樹種でもJAS材にしてヤング係数を指定したり、見えないところには集成材を使ったりします。根本的に負担を分散するように組み替えることも行います。
⑥では集中応力となった接合部が無いかなどを確認して、できるだけ分散を試みます。場合によって耐力壁をわざと無くして接合部の負担を減らします。

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特に、上部構造についてはバランスを重視しております。
偏芯率(重心と剛心のずれ)は0.3以内が規定ですが、0.15以内が優良、私はできるだけ0.1以内を目指します。
①は何気に一番ノウハウが必要だったりします。特に青木工務店では意匠設計者と構造設計者が同じなのでスムーズなのですが、意匠設計者がこの作業をわかっていないと構造計画に相当無理が起こることがあります。開放的な空間で開口部を多く取り壁が少ない、スキップフロア、勾配天井、吹き抜けが多いというのは構造では全て不利な方向になります。そこを高次元にバランスを取ることが、技術者の腕の見せ所なのです。



by yamato-aoki | 2018-02-14 07:30 | 日常業務 | Comments(0)
2018年 02月 09日

平成30年マルダイ2月展示会

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火曜日はお昼前後、富士市の材木屋さんのマルダイさんへ。隔月で展示会を行っておりますが、2月が年初めの展示会です。
東名高速道路を走ってマルダイさんにいつも向かっているのですが、天気が晴れていると富士山がだんだんと近づいてくるので気持ちも高まります。この日も晴れて良く見えました。
良質な材料をしっかりと確保していくために、吟味をして在庫にする造作材を選び購入しました。

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そして、今回も展示会にバスが来ていたので、半ば趣味となっている献血をしっかりと行いました。
血液はケガよりもガン治療に多く使用されています。わずかなリスクもあるようですが、気軽にできるボランティアですのでお勧めします。血液は長期保存ができませんので、常に献血が重要なのです。
2月の展示会ではマルダイさんからのお土産に毎年ダルマをいただきます。昨年のダルマのもう片方に目を入れて、今年のダルマの片目に目を入れて玄関に飾ります。今年も良い仕事に巡り合って、商売繁盛となりますように!





by yamato-aoki | 2018-02-09 07:46 | 日常業務 | Comments(0)
2018年 01月 16日

相模原市南区若松PJ

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収益物件の新築計画で、現場調査を先週行っておりました。
敷地の様子、周辺との関係性、SUNSEEKERで太陽の軌跡を確認しました。また現地をぐるぐると歩いてみて気づくことが無いかを確かめます。
なかなか手ごわそうですが、アイディアがひらめきました。プランにまとめて図面化していきます。


by yamato-aoki | 2018-01-16 07:02 | 日常業務 | Comments(0)
2017年 12月 19日

伊勢原のお寺さん下見

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日曜日は現場確認のため、伊勢原方面へ。お寺さんを2件見て廻りました。伊勢原は山に入ると大山文化が色濃く残る独特の雰囲気があります。エリア全体が参道という趣です。

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近々本堂が建て替えられるということです。それに合わせて境内のしつらえを見直すのでしょう。新しい本堂がどのようなものかを計画図などで確認が必要ですね。
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更に山に入った場所のお寺です。私も神奈川県民でありながら初めて訪れる場所です。道には寒い中で山登りをしていた方々に多くすれ違いました。平地とは気温差も大きいので、寒さで凛とした雰囲気が漂います。

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前に流れる川もとても良い感じです。
遊びに来るならば夏時期に訪れたいですね笑。イメージをまとめて業務を続けていきます。



by yamato-aoki | 2017-12-19 07:02 | 日常業務 | Comments(0)
2017年 12月 13日

木を使った小物類

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青木工務店は木材を取り扱う仕事が得意、ということで木を使った小物類の作成も良くお話をいただきます。職人の日当で金額が決まるので買った方が安いのか、それとも作成した方が安いのかは量と内容によりますが、良質な材料で手作りで造ることの価値は普遍的なものと思っております。
今回は2点の製品を作成しました。一つはまな板です。
まな板なんて余った木を削ればいいじゃない、と思うかもしれませんが、一時利用でなくきちんと考えると材料選びから変わってきます。私も以前、とある木工フェアで見かけたまな板で「木曽ひのき」と大きく謳った製品をみかけましたが、木曽ひのきらしい木目や節ではなく、しかも幅剥ぎ(幅方向に張り合わせた材料)で、そしてかなり高価だったのを思い出します。
まな板なので水に強い系の樹種から選定します。また板の反りを考えると柾目板が良いのですが、水に対する耐久性や包丁へのあたりの良さを考えると板目となります。今回はヒノキ材で反りに対しては板の厚さで考えて板目材としました。

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建具見習いのクルシノさんにカンナで超仕上げで仕上げてもらいました。
色合いと木目の美しさが際立ちます。木は刃物で削ると光ります。
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もう一つはシリウスにある大和天満宮さんの小物作成。お守りやお札を飾るケースを作成しました。並べるものが引き立つように、背後には濃い緑色の布を張りました。枠は釘や金物を使わないで鉸めてトメで組んでおります。

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神楽殿のガラス窓越しに常設されます。外から見やすい高さとなるように大きさにも配慮しました。氏子会の役員の皆様にも喜んでいただけてホッとしました。



by yamato-aoki | 2017-12-13 07:38 | 日常業務 | Comments(0)
2017年 11月 07日

鶴ヶ峰の土地の御契約!

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10月14日のブログにも書きましたが、お客様からお預かりしておりました鶴ヶ峰の土地が5日日曜日に無事にご成約いただきました。
土地についての調査などは家を設計して建てる工務店の目線で市役所など調査をしました。どの様な方がご購入されるかわからなかったので、敷地周辺を実際に歩いて、自分で感じたことを色々と書類に書き入れて重要事項説明にも加えてみました。

買い主様が今後どの様に利用されるのか、楽しみですね。

宅建業者としての青木工務店の業務も、いつもならば土地を求めて建てようとしているお客様ばかりなのでいわゆる「買い側」の立場ばかりでしたが、今回は「売り側」の立場でした。仕事で仲良くさせていただいている専門の方からもアドバイスをいただきました。本当に誠にありがとうございます。




by yamato-aoki | 2017-11-07 07:40 | 日常業務 | Comments(0)
2017年 09月 06日

2015年版に着々と

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昨日まで品質管理の国際規格ISO9001のサーベイランスを審査機関BSIで受審しておりました。無事に今回もクリアできそうです。2008年版でのサーベイランスは今回が最後、来年からは最新の2015年版での受審となります。
認証を取得してから14年経過しておりますが、これまでも多くの方に助言をいただいて進めてまいりました。規格が変わっても私たちの仕事への取り組み姿勢は変わらず、まだまだ足りない事ばかりですが引き続き深化させていきます。


by yamato-aoki | 2017-09-06 07:42 | 日常業務 | Comments(0)
2017年 08月 25日

建設業許可の種目追加

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7月に神奈川県に申請していました、建設業許可の種目追加が無事に終わりました。
改修やリノベーションの様々なニーズと規模の工事に対応できるように、元請としての建築一式だけでなく、範囲が限定される工事内容として大工工事や内装工事など合わせて9種目を一気に追加です。申請には私のこれまでの実務経験と資格を並べてみました笑笑
これからバンバンと活かして行きます!


by yamato-aoki | 2017-08-25 07:49 | 日常業務 | Comments(0)
2017年 08月 18日

今年も後半スタート!

昨日から青木工務店は通常業務に戻っております。
お盆休みは社員、大工それぞれの過ごし方でいたようですが、皆元気に仕事に戻っております。

お休み期間、お客様には色々とご迷惑をおかけ致しました。ご協力ありがとうございました。
さて、エンジン全開で後半スタートです。天候がイマイチですが、暑さが和らいでいることは有難いです。ケガや事故など無い様に気を付けてまいりましょう!


by yamato-aoki | 2017-08-18 07:01 | 日常業務 | Comments(0)
2017年 08月 11日

葉山町の敷地調査

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本日より青木工務店はお盆休みに入らせていただいております。
とはいえ、多くの現場も動いておりますし私もちょこちょこと仕事に出ております(笑)。
火曜日は台風5号が過ぎた後、葉山町のとある敷地調査を行っておりました。閑静な住宅街で素敵な場所です。空き家になって久しい様子で敷地内には雑草がびっしりと生い茂っており敷地の概要も良くわからないほどでした。

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葉山町には建築に際して色々な規制があります。この後に葉山町役場、横須賀土木事務所と廻りかかる規制などをご担当者の方々に確認しました。頭に入りきらないほどの説明をいただきましたが、しっかりとメモと資料をいただいて整理します。
裏山の斜面の取り扱いについても何とかなりそうですが、等高線なども改めてチェックしておこうと思います。



by yamato-aoki | 2017-08-11 07:39 | 日常業務 | Comments(0)