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大和にある青木工務店社長の日記

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2008年 08月 02日

施餓鬼会

昨日の午後は仏導寺さんにて施餓鬼会に参加した。毎年両親が行っていたのだが、今回は私は初めてである。檀家である地域の色々な方たちがお見えになっていた。
先ずは厚木にある西福寺の住職様の法話。合掌の右手が祖先、左手が自分。手が不自由な人は心で拝んでくださいと優しく話されていた。
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人には三毒といわれるものがあるという。貪瞋痴(トン・ジン・チ)。「貪」とんは欲張りな様子。「瞋」じんは怒る様子。「痴」ちは悪い考え。ああ、どれも現代社会問題の多くが当てはまってしまうことは恐ろしいことだ。その中でも一番悪いのが「瞋」だという。これについては私もギクリ。私のモチベーションの一つに挙げられるものだからだ。なんでこうなんだ、コンチクショーなんて。蝉が鳴き汗ばむ陽気の中で聞いた法話は、昔はこうやって有識者の話を聞いたのだと懐かしい原風景が広がった。
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その後の読経の後、各家に卒塔婆が配られた。静けさが一変人だかりに変わる。鴨居に張られた地域ごとに人が集まる。ちなみに卒塔婆や棺おけにはツガやモミ材が使われる。耐久性が無い木は自然に帰りやすいという理由だ。
ところで、法話の間には本道周囲のケヤキの濡縁が気になっていた。だいぶ痛みが目立っていたのだが、境内に立っているケヤキの木が去年の落雷で折れ、それを使おうということで今は材料を乾かしている。どう木取ろうかと考えていた。よく見ると濡縁の板が木裏に使っているものが多い。隣の父が、赤身でそろえるためだったかもと。だから余計に痛みやすいのか。切り倒したケヤキは相当太いものもある。造り替えるときにはどの程度の材料が取れるだろうか。
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by yamato-aoki | 2008-08-02 09:00 | Comments(0)


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