工務店を取り巻く営業は色々といる。直接工事の下請けとなる業者、納材業者、納材業者からの紐付きで来るメーカー(表現が悪くてすいません)。紐付きというのも、同じメーカーから色々と営業が来るからだ。つまりメーカーの営業は会社ごとではなく、納材業者ごとなのである。従って頂いた名刺には納材業者の名前も書くようにしている。そうしなければ分からなくなってしまう。
そしてこのご時勢、協力業者の面々はそうそう変わりはしないが、メーカーの営業はそれこそ年に何度も変わる。正直ほとんど顔を合わさなければ覚えられない。
昨日はまた久しぶりに気分の悪い思いをした。数年前におきた天窓の結露による内部木枠の腐れ。木枠は天窓と一体で製品となっている。クレームの申し立て時にはすでにその商品は販売終了。しかし販売終了から数ヶ月であったにもかかわらず、交換部材は「無い」の一点張りであったという。取り残されるお客様に対してはそんなことを言ってられないので、青木工務店で加工をして取り付けた経緯がある。担当からこの問題を聞き、そんなはずはないと新しい担当に再調査を依頼、2年以上たってここでその部材がまだ出荷できることが報告書で上がってきた。
当時のメーカー担当の誠意の無さが伝わる。ほんとうに冗談ではない。怒りが込上げた。その担当もすでに移動。報告を上げた新しい担当も当然詳しい経緯は分からない。工務店はメーカーの商品の監視と同時に、説明する人間も観察できなければならないのだろうか。