大和にある青木工務店社長の日記

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2008年 05月 26日

昔あった当たり前の木の家

土曜日は青葉区の現場で構造見学会を開催。40から60年生の日本の山の木を、プランに合わせて切り出し、羽枯らし乾燥、玉切り、一次製材、丸太乾燥、二次製材、木取り、墨付け、刻みとほぼ2年のプロジェクトで進めている現場である。
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来場者の多くは本当に木が大好きなお客様。木に囲まれた空間に圧倒されている様子だった。第一種高度地域であるため、北側斜線が厳しくその分2階の階高が低めなのだが、それが逆に落ち着いた雰囲気を与える。
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40から60年生といえども、梁材に平角を切り出せばせいはあまり大きく取れない。加工は難易度が上がるがほぼ全てタイコ梁での木組みとなっている。そういった材料を使い切るための工夫は墨から寸法を追うという在来工法の技。寸法の表面から追う海外の工法とは違う。製材所と運搬の観点から最大8M。2階の梁間方向はすべて一本ものだ。1階のメインの梁はもともとは一本の木であったものを継いでいる。マッチングが良いのではと念じる。
時間もあったので、再び新入社員向けに即席で木の勉強を行った。好きこそ物の上手なれ。この材料を扱って私たちは食べているのだよ。

by yamato-aoki | 2008-05-26 08:39 | Comments(1)
Commented by 石黒 哲朗 at 2008-05-28 13:39 x
お写真を拝見しておりますと、良い木の香りがしてきそうです。長い梁をふんだんに使用した贅沢な家ですね。


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