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大和にある青木工務店社長の日記

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2008年 01月 10日

新たな大臣認定偽造問題

昨日の新聞を見て初めて知ったのだが、昨年のニチアス、東洋ゴム工業に続いて新たに40社、77件の耐火・防火構造の偽造が見つかった。そのうちすでに6件の認定取消しがされた。今回も幸い青木工務店で使用しているようなものは見当たらなかったが、その他まだ疑義とされる建材を確認していないので引き続き注視していく必要がある。
以前もブログに書いたが、メーカーの認定さえも疑わしいのであれば私たちは何を信じていいのかわからなくなる。防火・耐火構造は法で定められた構造「仕様規定」と、個別に認定を取る「性能規定」に分かれている。前者は一般的な建材の構成で成り立つ。後者はメーカー主導で認定を取っているもので、それぞれ認定番号が付されている。
住宅にも部位によって複数の仕様規定、性能規定で合法な建物を成り立たせている。構成部材は防火・耐火のみならず断熱性、耐久性、透湿性、耐震性、経済性など複数の機能を期待しているので、それぞれのビルダーが自社のポリシーに合った組み合わせをしているものである。従ってどれか一つでも問題があれば、ただではすまないのだ。
7日の日に工事前の御近所挨拶回りで○化成の○ーベルハウスの家が近所にあったのだが、例の軒天改修のため外壁も全て新しく塗装されていた。本当にメーカーにとっては大迷惑だったに違いないと他人事ならず思っていた。
メーカー主導での認定に問題があるといえる。我々業界がしっかりと監視した上で行えば、決してこんなことにはならない。その為にも早期にJBNをしっかりとした団体へ成長させないと。

by yamato-aoki | 2008-01-10 08:15 | Comments(0)


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