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大和にある青木工務店社長の日記

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2007年 10月 17日

沓澤製材所

昨日は日帰りで秋田県へ行った。現場で使用する秋田材を実際に見るためだ。木造住宅において木材の重要性は言うまでもない。視察では材料の背景から施設の規模、加工施設、乾燥施設、製品、仕上がり寸法、生産者の人柄なども私なりに実際に見てそれをお客様にお話しすることが大切だと思う。秋田空港から大館市を中心に県の担当者の小松さん、佐藤さん、あきた材利用センターの吉田さんが終日同行していただいた。
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先ず最初に訪れたのが沓澤製材所。沓澤利和常務から御説明頂いた。常務とは以前能代でSAREXのワークショップがあった時に名刺交換をしていた。また取引先であるマルダイの社長とはナイス時代での先輩後輩の仲であったと聞いている。そして沓澤さんからはすでに町田の鈴木さんや本庄の小林さんも材料を仕入れていると聞いた。
こちらはJAS認定工場で構造材、内装材を製材している。構造材はJAS品だが秋田認証材の登録をしていないのだという。秋田材のJAS=秋田認証材となればと話をされていた。品質管理については当然問題が無いことからいつでも認定は取れるがというところ。トヨタがISOを取らないことに似ているのかもしれない。
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多くの製材所では熟練した職人が丸太からどの位置で鋸を入れるかを決める。こちらでは多くのパターンをプログラム化し、自動でカット。画面は丸太の計測から割り出した断面と鋸を入れる位置を示している。設備投資をして現在製材ラインは改装中。完成後はながものを挽けるようになるという。
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乾燥施設は4基。奥のブルーの乾燥機は明日試運転開始とのこと。
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仕様開始前の乾燥炉の中。使用後は木材のアクで真っ黒になってしまう。
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こちらでは樽や桶も作っていた。秋田杉の赤身で用途により柾目、板目を使い分けるという。柾目は水切りが良いように柾目。樽は漏れにくいように板目。保存性、耐久性が高い赤身を使うことは言うまでもない。
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常務は仕事に明るく、時代の変化から今後の木材業界の動向にとても敏感に反応している様子であった。こういう方が責任者でいると安心だ。実父である貞夫顧問はかつて秋田材販売のカリスマであったと県の方が話されていた。

by yamato-aoki | 2007-10-17 07:51 | Comments(1)
Commented by 秋田@沓澤です。 at 2007-10-17 11:06 x
遠路遥々お越し頂きましてありがとう御座います。
とても示唆に富むお話を聞かせて頂き、もっとゆっくりお話したかったのですが、お時間が少なくて残念でした。
また、ゆっくりお越し下さいませ。



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