お引き渡し
昨日の午後一番で完成現場のお引き渡しを行なった。現場まで歩きながら思い返す。
最初に計画のお話をいただいたのはすでに3年前。建設会社の選択から、資金計画、訳あって設計事務所から設計と工事監理の引継ぎ、敷地形状の不具合での建築確認の際の接道の問題と本当にたくさんのことがあった。それを一つ一つ解決していった経緯は家作りを超えての信頼関係を気付くことができたのではと思っている。またそれ以外にも人の縁を打ち合わせ中に感じることが出来た。御長男さんは私の中学校の部活の後輩であり、お父様と私の母と同じ会社に勤めていたこと、お勤めの移動先がローンを組んだ銀行の担当の出身地と同じであったことなど。お父様が「実は青木さんとは色々な縁があったのだなぁ。」とおっしゃられていた事を思い出す。
どの現場でもまさに「一発入魂」ということばがぴったりである。ドラマが無い現場などない。形作られるプロセスと完成した結果は実際に手をかけて現場で作業をしていなくてもその思いは強いものである。いい家になった。末永く大事に住んでもらいたい。