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大和にある青木工務店社長の日記

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2007年 02月 15日

魔法の薬

 万能なものなどないのだ
人々は魔法の薬を信じる傾向にあるのだろうか。珪藻土を塗ればその調湿作用で健康。炭を床下に敷けば虫が寄らない。マイナスイオンがニオイを分解。健康塗料で赤ちゃんにも安心。心にしみこみやすいフレーズで魔法の薬と思われる材料が巷に溢れている。その反面についてはほとんど情報は出されていない。書いてあっても、小さく小さく注意書きがあるだけである。全てにOKの魔法の薬などそもそも存在しないのだ。ポリシーとして好んで使用する材料もあるが、私は出来るだけ私見を遠ざけてもののいい面、悪い面を出来るだけ探し、お客様にお知らせすることで好みに会う選択をする最良の場をつくることも大事だと考えている。
 だからダメだといってるでしょう
通常施工の高断熱高気密住宅において、お打合せ中やお引渡しの際に必ずお話しすることは「解放型暖房器具の使用を禁止」である。いわゆる石油ファンヒーターや石油ストーブ、ガスファンヒーターなどである。これらの本体には注意書きとして必ず大きく書かれている「換気」が適正になされていない。二酸化炭素濃度だけではなく、相対湿度の上昇が起こり空気環境が悪くなっていくことで健康被害や建物の寿命が確実に減っていく。法規制の24時間換気程度の換気量では追いつかない。
しかし気軽にすぐ温まるので買ってしまうものなのだ。すでに購入されてしまったお客様には、是非温湿度計を御購入頂き、室内環境のチェックを必ず実行するようお願いしている。この季節では湿度が70%を超えていれば必ず内部結露が発生しているといえる。60%を限度に管理をしてもらう。定期点検ではこのようなお話もいつも行なっている。

by yamato-aoki | 2007-02-15 07:59 | Comments(0)


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