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大和にある青木工務店社長の日記

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2006年 11月 15日

マナーモード

 今日は夕方まで外出せず、机上の作業。午前中に二組の来客。その間に変更見積もり作成、検討、木造の軸組伏図の検討を行なう。全体が見えていると伏図の作成も早い。スパスパと決まっていくので何となく気分も良くなってしまう。
 いつの間にか空は暗くなってきている。昨日から一週間、SAREXの現場監督鍛錬塾の下期がスタートしている。今日の最終コマで私が担当の講義があるので、代々木へ向かう。町はいつの間にかクリスマスのようにイルミネーションが目立つようになった。ところでどうして東京はこんなに人が多いのだろう。完全におのぼりさん。
 講義の内容は「現場マナー入門」。マナーに問題がある私が行なうのが恥ずかしいのだが、開き直って話を進める。家庭ではそういった教育を教わった覚えが無いので、話す内容は全て社会に出てから学んだもの。特に最初に就職をした会社で泊りがけの合宿で覚えたことは(トラウマのように)今でも思い出す。電話の対応、名刺の交換の仕方、上座下座、ちょっとした所での立ち振る舞いが意外なところで役にたつ。訪問時の作法、携帯電話、メール連絡など私が思うことを具体例で説明した。参加している監督たちは普段どんな仕事ぶりなのだろう。工務店ごとにお客さんとのスタンスが違うものだ。図面どおりにきちんとこなすことが要求されるのか、多少の折衝まで要求されるのか。いずれにしてもお客様とのコミニュケーション手段を持たない人間は今後我々が要求する現場監督像にはそぐわない。
 質問・クイズ形式で進めてきたのだが、意外と皆よくわかっていた。あとは恥ずかしがらず実行するのみ。最後に野辺さんが現場監督にとって一番大切なマナーは言った事を必ずその通りに実行することといっていた。営業とは違い、完成するまでのプロセスと、結果で評価される。胸を張ってお引渡しできる現場でいつもありたい。

by yamato-aoki | 2006-11-15 09:22 | Comments(0)


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