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大和にある青木工務店社長の日記

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2019年 03月 15日

JBN中大規模木造委員会、1番身近な中大規模木造シンポジウム

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13日水曜日は午後から東京駅前の会議室をお借りして、私が委員長を務めている一般社団法人JBN/全国工務店協会の中大規模木造委員会主催のシンポジウム「大工・工務店とつくる一番身近な中大規模木造シンポジウム」が開催されました。

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準備がバタバタで案内が遅れてしまっていたのも関わらず、写真の通り大変多くの方にご参加いただく事が出来ました。ホスト役としてもとても嬉しかったです。

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大野会長のご挨拶からスタート。ちょっと緊張していた様子でしたが、自社の大野建設でも多くの事例がある分野ということで、会員工務店への拡大への期待が込められております。

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ご来賓に国土交通省より住宅局住宅生産課木住室の成田室長にご挨拶いただきました。今年度途中からこの分野の普及委員会が行われており、私もJBNからの委員として出席させていただいております。ご多用のところ誠にありがとうございました。
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ご来賓にはもう一方、林野庁林政部木材産業課木材製品技術室の斎藤室長にもご挨拶いただきました。木材産業課の多くの皆様にも普段から色々な意見交換などさせていただいております。
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基調講演には、木造構造設計の大家である東京大学教授稲山先生にお越しいただきました。PWAの代表理事としての立場もあるのでJBNとPWAとの連携を中心に住宅プレカット技術を応用した高品質かつ低コストの中大規模木造の展開をお話しいただきました。
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稲山先生のお話の中では、材料の寸法に限りのある製材品を使った大スパンの構造のお話がありました。その中の一つである「支点桁接合」は梁と梁を2本ずつ互いに支点となる桁を挟んで繋いでいくことにより実現するもので、割りばしを持参してご披露いただきました。
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その支点桁接合のオリジナルは、あのレオナルドダヴィンチの橋と言われているそうです。
私の祖父は太平洋戦争では工兵として戦地に行っていたのですが、よく橋を架けたと言っておりました。支点桁接合を使っていたのかもしれませんね。

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実例の写真もご披露いただきました。こうすれば最長で6mという製材品を使って大スパンの空間を実現することができます。

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メインのパネルディスカッションではモデレーターに引き続き稲山先生にお願いし、実例としてさいたま市で建築中のマルオカ埼玉営業所木造新社屋の実例をもとに行われました。設計者であり構造設計者でもある藤田さん、施主であり木材流通プレカット会社であるマルオカの南部さん、そして施工を行っている大野建設の大野常務に登壇していただきました。
良かった点、苦労した点など皆で共有が出来ました。質問時間も多くの方が積極的に手を挙げられました。
今回のパネルディスカッションでも何度も上がったキーワードは「チームワーク・連携」でした。普段の木造住宅でも大いに発揮しているこのことが非住宅分野でも大いに発揮されているようです。そして言い換えれば「また、一緒に仕事をしたい」というクライアントまで含めた前向きなものです。SDGsの17番目に通じるものですね。
この分野は今後ますます注目されていきます。地域の建物を地域の会社が行うことはアフターメンテナンスの面でも大変有意義のあることです。肩肘の張らない規模と内容の一番身近な木造建築を長期優良住宅で培った耐震・省エネ・耐久性・メンテナンス性を高バランスで実現しているJBN工務店と連携して実現していきましょう!
ご参加の皆様、ご協力いただいた皆様ありがとうございました!



by yamato-aoki | 2019-03-15 07:16 | 講習会 | Comments(0)


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