大和にある青木工務店社長の日記

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2010年 09月 29日

室内環境の調査その1

二週間ほど「かながわ200年の家」の室内環境の調査を行なった結果を、パナソニックエコシステムズの高橋さんからいただきましたのでご紹介いたします。
調査条件は、2階のホールにあるエアコンを27度に設定。同時にシーリングファンを上向きに風が向くように動かしました。
室内は締切りをして、可動しているエアコンから一番遠い部屋となるリビングの環境を測定しました。
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先ずは温度・湿度です。青い線となっている温度は、機械が故障しているかのようにほぼ一定となっております。湿度はほぼ50%を行き来している状態です。時折上がっているのは、室内に人が入っている時間帯です。外気の相対湿度が70%以上であることを考えると、木材や漆喰などが上手に調湿を行なっているのかもしれません。
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外気の気温と室内を比べるとその温度変化の差は明確になります。昼間外が暑くなっても、ホールからの冷たい風で上がりきらず、逆に夜はQ値が高いので壁の熱が輻射熱として放熱されます。実際に住むのでしたら、昼間のリビングのエアコンを入れて27度設定で過ごし、夜は窓を開けて空気を入れ続けると気持ちよく過ごせるはずです。
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これは二酸化炭素濃度とTVOC(総揮発性有機化合物量)を表すグラフです。
赤い線の二酸化炭素は人がいると濃度は上がりますが、24時間換気が働いて直ぐに元に戻ることがわかります。
青い線のTVOCはほぼ振り切っていてます。スギなどに含まれるαピネンが反応していると思います。あー木の香りがいいですね!ということは、木の揮発成分が出ているということなのです。
他の部屋も測定しましたが、それはまたの機会にご紹介いたします。冬にも再び測定をして、長期優良住宅のかながわ200年の家のポテンシャルを解明していきたいと思います。

by yamato-aoki | 2010-09-29 18:23 | かながわ200年の家 | Comments(0)


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