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大和にある青木工務店社長の日記

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2010年 04月 02日

窓改修の新商品

昨晩から強い風が吹いております。この荒れ模様で憂鬱な夜を過ごしてしまいました。先ずは全現場の足場などの状況のチェックを指示します。
住宅エコポイントにより窓の断熱改修が多くなっております。サッシメーカーは軒並み売り上げ増なのでしょう。窓の断熱改修方法は主に二通りとなります。
①室内側にもうひとつの窓を作る。いわゆるインナーサッシです。既存の窓と比べて気密性能も上がるので効果は高いといえます。ガラスも部位によって単板からペアガラス、エコガラスと選ぶことが出来ます。また二重窓になることで外部からの音対策にもとても有効です。一方で窓の開閉のためには2回窓を開く煩わしさや、製作範囲の制限、窓の形状の制限、取り付け部分の有効巾の制限など注意が必要です。
②既存の単板ガラスをアタッチメントペアガラスに入れ替える。ガラス部分の断熱は確実に上がり、熱損失が低減されます。しかしマンションでは窓ガラスは共用部分になりますので勝手に変えられません。また既存のアルミサッシ部分の結露対策にはなりません(ガラスが結露しない分ひどくなるかも)。神奈川は古くは不二サッシのシェアが大きいのですが、古い不二サッシはアタッチメントペアが入りにくいことが多いことも注意です。
今回YKK-apより第三の対策ができました。既存のアルミサッシ枠の内側に、現在新築で標準使用している高性能なアルミ樹脂複合断熱サッシを入れる方法です。
窓改修の新商品_f0070542_7342018.jpg

上枠、下枠、縦枠の計上となります。
窓改修の新商品_f0070542_7345096.jpg

少し分かりにくいのですが、既存のアルミ枠をカバーするように取り付けられます。
窓改修の新商品_f0070542_7352547.jpg

この工法によってサッシ交換時に外壁を傷めることでの止水処理や仕上げ復旧が不要となります。室内側からの施工が可能ということで足場も不要です。室内側の仕上げ交換は必要となります。また(当然ですが)サッシの開口はひと回り小さくなり、掃き出し窓は床から50ミリ上がることになります。
この他にも在来浴室の入口サッシ交換のカバー工法なども発売になるようです。これもタイルや防水を壊さずに工事が出来るので便利そうです。入り口のサッシが調子悪い状態で使っているお客様も多いですね。

by yamato-aoki | 2010-04-02 07:40 | 製品 | Comments(1)
Commented by いいづか at 2010-04-02 10:18 x
ちょうど昨日、日経のケンプラッツでみたんですが、これがykkの「スマートカバー工法」ってやつですか?大きなケーシングが必要になるんでしょうけど、仕組みはなかなかよさそうですね。他メーカーのサッシにも取り付くんですかね?今度、いろいろ教えてください。


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