京都ではウェスティン都ホテルで全国大会が行われておりました。
大会も終わり、次世代メンバーと共に足早に夕食会場へ。今日は横須賀の長森さんの弟さんのお計らいで京都の名店、「瓢亭」での食事です。歴史は400年、最近ではミシェランガイドでも3つ星に認定されるなど京都内でも名店中の名店です。
しかしここの御主人は、評価はお客様にされるもので本にされるものではないとガイドインタビューを拒み続けているそうですよ(かっこいー)。
掛け軸には瓢箪が。通されました建物も築200年でした。
楽に座れるようにと、足元が掘られております。
皆やや緊張した面持ちでした。鈴木委員長の挨拶で宴会がスタート。
舞妓さん、芸子さんの接客で会話は盛り上がります。私は初めての京懐石、またお座敷遊びなのでひたすら質問をして勉強をしてしまいました。舞妓さん1名、芸子さん立方2名・地方1名の合計4名です。
途中で踊りとなります。先ほどのフランクな会話から一転、見事な芸を御披露いただきました。ちなみにこの写真の舞妓さんは20歳であと10日で芸子さんになるそうです。
こちらは御姉様方。お色気たっぷりですね。ちなみに立方(タチカタ)は踊り手。地方(ヂガタ)は歌と三味線。専門職種に分かれておりますので字型は立つことがありません。手足がきつくなると立方から地方に転向する芸子さんもいるそうです。
料理の味、気になりますよね。感想はと聞かれますと、それは美味しいに決まっているではないですか。正直苦手なものもありましたが、イクラなんて臭みが全くありませんでした。お吸い物なんて、雑みなし。味覚が研ぎ澄まされますよ。
この卵が瓢亭名物の瓢亭タマゴ。複雑でお上品なお味でございました。
子持ち鮎、松茸ご飯、赤だし。日本に生まれてよかった。
最後にお茶とお菓子。おなかいっぱいのおじ様からもおすそ分けをいただきました。
気軽に行ける場所(とお金)ではありませんが、とても貴重な経験をさせていただきました。型と作法。さりげなく出来ることが大人の立ち振る舞いですよね。
ちなみに皆さん、舞妓さんと芸子さんの違いが分かりますか。舞妓さんは15歳ぐらいで入門して大体20歳まで。それ以上は芸子さんです。背丈や顔つきで女将さんが判断するそうです。髪形も違います。舞妓さんは自前の髪で、芸子さんはカツラが許されます。理由は芸子さんの髪型は横後ろとボリュームが付くので枕を当てられないからだそうですが、戦後からなのでまだ日の浅い習慣だそうです。15歳で門をたたき、日々芸を磨いて自分の仕事を目指す様子は大工に通じるものがあります。20歳の舞妓さんも体中に健康グッズを貼り付けてましたよ。がんばれ!