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大和にある青木工務店社長の日記

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2009年 08月 26日

埃にまみれて

昨日の午前中は、この秋に予定しているスケルトンリフォームの現場の下調査に行ってまいりました。
現場担当の山田、斉藤と肥後大工といっしょに引継ぎと打ち合わせ、現場状況の確認も兼ねております。傷んでいる部分も「何とかして蘇らせてしまうぞ」という気持ちで実はわくわくしてしまいます。
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小屋裏の状況を確認します。屋根の勾配、小屋伏せの状況、各部材の寸法から雨漏りの状況、痛み具合も確認します。
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スパンと屋根荷重に対して部材が小さい部分もありましたが、基本的には健全です。乾燥初期のクリープ現象も見られました。矩計も採寸して図面に反映してもらうようにします。
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床下も開けて確認をします。連続した基礎ではないので基礎補強が必要です。床下の換気方法については概念図を作成して作戦を練る必要があります。
文化財ではない、こういった普通の古い木造建物をしっかりと改修することが今後工務店の大切な仕事の一つだと常々考えております。
午後からは増改築委員会に参加をしました。今回は静岡県庁から建築安全推進室の早津さんの講演です。静岡は言うまでも無く東海地震に備えて県を挙げての建物耐震対策に力を入れております。その実績は先日の大きな地震の被害状況を見ても明らかです。テレビCMも流されているそうで、江守トオル(ドモホルンリンクルのCMのナレーションといっしょですね)さんの声でした。
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静岡県で作成したパンフレット類です。お客様にとってはとても気になる費用について、数多くの事例を載せて紹介されております。これなら自らの建物と照らし合わせての検討ができそうです。
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耐震補助の補助金が交付される際に、このようなステッカーがもらえます。NHKのシールなどと同じように玄関に貼るようです。お墨付きみたいで良いですね。
頭を悩ませるのは、訪問販売などでよく見られる悪質リフォーム対策だそうです。資格に裏付けされた認定制度などで排除しているようです。どの地域でもいっしょですね。

by yamato-aoki | 2009-08-26 06:59 | 現場 | Comments(1)
Commented by 石黒 哲朗 at 2009-08-26 10:48 x
耐震補強そのものの基準を作る事は容易でないと思います。
なぜならば、全ての家がそれぞれ違う条件だからです。
また、増改築によって、家全体の強度が不均一になっている場合も多いです。

最近はPCのシュミレーションで耐震性をチェック出来るものもありますが、「経年劣化」に伴うデーターがほとんど繁栄されない場合もあります。

つまりは、皆、手探り状態で耐震補強をしてると言って良いと思います。

先日、大手の有名な建設会社が隣の家の耐震補強をしていましたが、建築士の私から見ても疑問の多い工事でした。
例えば、壁を構造合板で補強する場合も、建物の片側に偏って入れていましたし、本来通し柱でなければいけない場所を補強する訳でもなく、そのままの状態にしてありました。
おまけに、重い瓦はそのままにしている状態です。

大手のゼネコンでもこんな状態なのは情けなく思います。
私は青木工務店の様な優良工務店がもっと、世に出る事を期待します。
理論と経験に裏付けられた「良い工事」をしてください。


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