大和にある青木工務店社長の日記

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2007年 09月 29日

お湿りです

今日は昨日の気温とはうって変わり肌寒い。雨もしとしとと降り続いている。そういえば昨晩ある大工が「明日は娘の運動会で現場を休みます」と言っていた事を思い出す。今日は中止だろうな。
朝からの事務仕事を済ませ、東京のお客様宅へ向かう。道は比較的空いている。東名高速の下りはずっと渋滞。行楽地へと向かっているのだろうか。私は上りなのですいすい。
リフォーム工事のお打合せ。御夫婦とお打合せの中、図面の内容を実際にその場で「このようになります」と御説明。奥様は工事内容もさることながら、現状の片付けにも頭がいっぱいの様子。ちょっとした言葉に真意が隠されていることもある。説明をしながら、表情や言葉を聞き逃さないように注意。
その後会社に戻り、再び別のお客様宅へ新築の折衝。プラン段階でまだ1/100の小さな図面を見ながら気になる部分などをヒアリング。次回は1/50の図面にしてより大きく見えるようにする約束をする。機械類などは使い勝手も確認する為ショールームも予約。見て触れることが一番。
会社に戻り改めて10月のスケジュールを考える。10月は仕事でも契約、上棟など続くこともあるが、個人的にも社内的にも試験や講習会、展示会の見学、そうそう秋田へ秋田材の材料を見に行かなければならない。小旅行になるが楽しみである。

by yamato-aoki | 2007-09-29 17:12 | Comments(0)
2007年 09月 29日

携帯ショップにてその2

今年入社した社員も6ヶ月の期間を経て来月より正社員として正式雇用となる。来週10月からは携帯電話を持ち、自動車を運転して上司の指揮のもと一人で行動することとなった。2人の性格はこの半年の間で先輩社員もおおよそ把握している。それぞれの良い所を伸ばし、悪い所はフォローできる形でのびのびと社会生活を堅実に過ごしてもらいたい。そして何より事故だけは起こさないこと。周囲の方には大変申し訳ないが、まだ学生とそう変わらない今の時期にできるだけ多くの恥をかいて早く一人前に育ってもらいたい。

そんな訳で新しい携帯電話の契約の為携帯ショップへ。店内は空いているのだがなかなか順番が廻ってこない。私の番になったときにはすでに後の予定が押していたのでその旨を話し出来るだけ要点を簡潔に話をし、要望を述べる。参考資料のため月ごとの請求書を持参し、見せながら話をする。

無料の機種でお願いします。仕事で使うのでできるだけシンプルかつ色も黒やシルバーなど無難なもので→サンプルに紫が混ざっていた。紫の携帯ではおかしいのでは。黒で良いです。黒は在庫に一つしかありません。...やっぱりありました。黒でいいですね(だからいってるでしょ)。

料金体系は他の社員と同一にしてもらいたい。→色々と聞かれるがそもそも複雑すぎて何で契約をしているかわかりにくい。あなたたちの決めたことなのだから請求書を見ればわかるでしょう。

契約から3ヶ月は無料でオプションが付きます。3ヶ月以降は月の利用用金がかかります。不要な場合は自分で手続きしてください。→当日は解約できないそう。行きはヨイヨイ帰りは怖い。いつの間にか料金が発生するシステムなのか。明日にでも解約しよう。

引き落とし口座の印鑑をください。→法人でまとめて請求なのだからいらないのでは??結局不要と判明。

なんだかいつもふに落ちない気がする。できる、出来ない。わかりにくい、その割りに聞いてくる。この機会に私も自分の仕事のやり方について見つめなおそう。

その後お引き渡しで現場へ。お客様方はとても喜んでいられて労いのお言葉までいただけた。喜んでいただけることで我々も本当に報われ嬉しい思いでいっぱいになる。この仕事の醍醐味なのだ。豊かな気持ちに変わり帰路へつく。

by yamato-aoki | 2007-09-29 08:28 | Comments(0)
2007年 09月 28日

検査と現場周り

昨日は朝から完了検査及び消防検査立会いのため現場へ。一通り見渡し状況を確認。時期に消防署からの赤いバンが入ってきて職員の方が検査を開始した。

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検査の様子

避難経路、消火器の設置、非難標識、排煙、ファイヤーダンパーなど関係する所はしかり、それ以外の部分についても思いのほかしっかりと見て廻った様子。そしてありえないことではあるが消防署の控えの書類とこちらに交付された書類と違っていることで検査関係書類の不備が発生。さすがに職員の人もまずいと思っているようでこちらも「問題ですね」と一言申し添える。
完了検査については特に問題もなく滞りなく終える。全て一時間少々の時間がかかった。

その後今日から着工している現場を除いたあとに、末次担当の現場に立ち寄る。抜き打ち検査ではないが様子を見る。浴室の解体工事中に白蟻が食害している状況が確認できたことが報告されていた。すでに数回消毒作業を終えているので現在はいなくなっているようだ。残っている構造材を一つ一つチェック。現在の補修方針を確認。必要箇所は是正。構造面材の入れ方についても大工に直接指示。木材の腐朽・食害は環境要因によるもの。その要因の一つでも揃わなければ耐久性は高い。問題が見つけられしっかりと改善して安心して暮らせるようにすることがプロの仕事だ。

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脱衣場との境の土台はだいたいダメなことが多い。
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土台を交換。やっぱりサイプレス。角柱は食害されて宙ぶらりんだったという。

その後地盤改良工事中の新築現場へ。周辺の様子、現場内の様子を見て廻る。この日で最終日とあり工事も道路前の大詰め部分。敷地土の断面の様子をみてしっかりとローム層が見えた。ロームの下に少し廃材が見えるのは埋戻し土。さらにその下のロームまで改良を施し確実な支持力を確保する。

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by yamato-aoki | 2007-09-28 08:07 | Comments(0)
2007年 09月 27日

建築塗装について

昨日から藤澤先生宅の塗装工事がスタート。お盆明けから塗装屋さんは大忙しでこの時期までずれ込んでしまっていた。10年目のメンテナンス工事であり、木製サッシの塗装の劣化で大分痛んでいた。今回からは塗膜の塗料をやめ、含浸性の塗料を使用。重ね塗り部分塗りが可能でメンテナンス性が向上する。
塗料については実は突き詰めると解決が無いものであるとつくづく感じている。メンテナンスサイクルが部位や環境ごとに大きく変わることが問題である。他にも多くの問題がある。

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既存のシッケンズを剥離作業中。強い薬剤なので手袋をしっかりとして作業。

1.安全性
実は塗装屋さんの多くはとても危険な思いを経験している人も少なくない。シンナー中毒だ。匂いが外部に漏れるからと密閉した現場での溶剤を使用した塗装作業。途中で気を失い倒れていたという事故があるという。
また常に溶剤に囲まれた環境で徐々に体を蝕む。本人もそれ系の匂いに鈍感になっていることも多い。
身の清掃もシンナーを使う。手足の皮も痛みそうだ。

2.匂いの問題
内部には安全性の高いものを使用することは言うまでもない。自然系のもの、脱トルエンキシレン系のもの、水性のもの。しかし自然系のものは独特の油臭やオレンジピールの匂いもあり決して心地よいものではない。人によっては堪えられないという。水性もしかり。独特のにおいがある。脱トルエンキシレン系のものも匂いは溶剤系と大して変わらない。一方耐久性についても自然系は溶剤系に比べて劣る。仕上がりでも脱トルエンキシレン系や水性は溶剤系に比べて劣る。痛し痒し。リフォームでも特に気をつける部分だが事前の説明は事欠かない。特に着色を伴う場合にはオイルステインが入るので匂いは避けられない。事前に会社で塗装しておき、現場で最小限の塗装にするなどできるだけ対応を考えている。

外部についても本当に悩ましい。安全性の高いものでも防カビ成分が入っていないものはたちまちかびてしまう。外部には出来るだけ強いものを使いたいと言うのが本当のところである。外壁などは密集地の場合には匂い対策の為できるだけ水性系を使うようにしているが、耐久性は溶剤系に比べて劣る。表面は光沢があるほうが耐久性が高いが意匠性に劣る。マットな仕上がりが好まれるのだ。つるんとしたほうが汚れが落ちそうと言われるが、汚れのほとんどは静電気によるもので付着をしてるのでよほど砂埃土ぼこりの多いところでなければ凹凸はそれほど気にしていない。むしろ汚れは避けられないものなのでそれを経年美として見える色を選択するほうに意識が行くことが多い。
外部の木部の塗装は従来塗膜のものが多く使われていたが、最近では含浸性のものを一押ししている。塗膜のものはメンテナンスの際に既存の剥離作業が困難な為だ。含浸性のものは重ね塗り、部分塗りが可能で普通の人にも作業が出来る。色はグレーをよく進めている。木の痛んだ色に近いからだ。木材の傷み方も自然であり、見ようによっては綺麗である。水性のものは同じように重ね塗り部分塗りができるが塗膜が出来るので少しメンテナンスをサボると無残な姿に見える。
屋根周りでは破風・鼻隠しは樋に隠れていることが多いが一番痛みやすい場所である。一方軒天上は汚れにくい部位である。

他にも思うことは多々あるが、長くなるのでまた別の機会に。作業者や周辺の人にも安全性が高くかつ匂いが無く、施工性もよく、仕上がり・意匠製もよくて耐久性が高いそんな夢のような塗料は開発されないだろうか。特に匂いの問題は今後さらに重要改善点である。

by yamato-aoki | 2007-09-27 08:12 | Comments(0)
2007年 09月 26日

感謝すること

昨日は夕方から都内でJBN(ジャパンビルダーズネットワーク)の会議に出席。父が言う国が認める唯一の工務店団体としての実質的な活動検討に入った。我々と一番身近な国土交通省の部署である木造振興室長の越海さん、先代の小川さんもいらっしゃっていた。
若造は私ひとりであった。私はあらゆる場でいつも言っていることがある。「この業界に魅力を感じ、やりがいが実感として生活に結びつくようにしてほしい」。基幹産業として、生活の基本として重要な仕事だと自負しているが、知れば知るほどがっかりすることが多すぎる。一個人、一会社での努力では到底かなわない。集まることで力を発揮し、魅力ある業界へと導いていって欲しい。
当然その一方で個人も青木工務店も磨き続けていくのだ。さあさあ、今日もやることいっぱい。仕事があることに感謝。風邪も少し良くなったことに感謝。大野建設の大野社長から常に感謝する気持ちを教わった。予定通りに終わるようにがんばろう。

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会議後の懇親会の様子

by yamato-aoki | 2007-09-26 08:24 | Comments(1)
2007年 09月 25日

秋のお彼岸

23日秋分の日。秋のお彼岸でお墓参りに行く。普段殺風景な墓地もこの時期は色とりどりの花が飾られている。日本人のしきたりの中でもその多くが形骸化されているものがある。秋分の日は昼と夜の時間が同じ時期。太陽は真西に沈む。昔は真西に極楽浄土があると信じられていたのでこの時期にお彼岸として先祖を弔ったのだという(間違っていたらすいません)。墓前の前で手を合わせる。お願い事ばかり頭に付く。

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墓石はみどりがかった大磯石

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墓地周辺には彼岸花

お彼岸は穏やかに過ごすことが習わしであったが、自由民主党の総裁がこの日決まり福田総裁が選任された。実感できるいい政治を期待したい。

by yamato-aoki | 2007-09-25 07:55 | Comments(0)
2007年 09月 22日

夜の会食

昨晩は松下エコシステムズの社長から父とともに夕食を御馳走になった。シックハウス対策の為の同時給排気型の24時間換気パイプファン「Q-hifan」の開発アイディアから親しくお付き合いさせていただいている。そして毎年松下エコシステムズの新入社員の社外研修の受け入れ先に青木工務店がなっている。
社長は気さくな方で特別緊張も無く過ごせた。ゲスト2人がまったくお酒を飲めないのだからやりにくかったことだろう。社員教育のこと、ものづくりのことなど色々な話題となった。私は大企業勤めの経験が無いが、その環境での社員教育問題ということも触れられていた。規模は違えど、企業は人なりである。
風邪で調子が悪く、料理の味もほとんどわからなかったがあっという間に時間が過ぎた。今度は名古屋の工場を見学する約束をしてお別れをした。

by yamato-aoki | 2007-09-22 14:40 | Comments(0)
2007年 09月 22日

のどの風邪

風邪が長引いてしまっている。先週末からのどに違和感があったのだが、うがいとのど飴でしのいでいた。しばらく改善する様子が無いので薬を飲み始めて良くなり掛けたが、昨日で再び悪化してしまった。
朝晩の寒暖の差が大きい日がある。窓を開けて寝ていると寒いくらいの日。窓を閉めて寝ると寝苦しい日。環境の調整はむずかしい。風邪をひいた原因は夜寒い状況で寝ていたことによる。
この連休には回復するように栄養ドリンクでも飲んで養生しよう。

by yamato-aoki | 2007-09-22 08:44 | Comments(0)
2007年 09月 21日

検査立会い

昨日は早朝から社内で事務仕事をこなす。大工向けの資格取得の手配、見積もり3件、稼働中の現場の調べごと、社員への指示事項。息つく間もなくとはいうが、あっという間にお昼を過ぎてしまう。
午後は神奈川県の街づくり条例にともなう検査の立会い、竣工前の施主検査の立会いと本来もう一つ公的な完了検査の予定であったが担当の手配ミスで来週となる。先日に引き続き今日も書類を片手に目を凝らして検査。チェックメモはいっぱいになる。
ある若い大工が言っていた。もっともっと僕たちの仕事を見てもらいたい。悪い所を指摘するだけではなく、良い所も「当たり前」と思わずに褒める。日本人は褒めるのが不得意だ。だからなおさら褒める。
施主検査でもとても喜ばれた様子で私もほっと胸をなでおろす。残り一週間。残工事とこちらで考えている手直しを済ませて胸を張ってお引き渡ししましょう。

by yamato-aoki | 2007-09-21 07:50 | Comments(0)
2007年 09月 20日

チークの植林

少し前の話になるが、環境水俣賞を受賞したビルマ(ミャンマー)のウ・オンさんの話を聞くことがあった。環境水俣賞とは、社会の時間でも習った公害病の水俣市において、その教訓を生かして日本・海外で環境問題に対する活動や対策の振興を賞するものである。
世界の高級木として名高いビルマチークは80年代にビルマチークの乱獲伐採により山が荒れ、川が洪水・枯渇となり村人は遠く離れた地まで水を汲みに行く生活を続けていた。国から派遣されたウ・オンさんは樹木を木って生活していた人を逆に違法伐採の監視員に就職させ、宗教行事以外の森林伐採を規制、一方植林を進めて計画的な森林復興を早期に作り上げ実績を築きあげた人だ。その後もマングローブの森の復活など多くの功績を残している。
私も一番好きな木であるチーク材。ここの所フローリングの価格は従来の二倍近い価格で上昇を続けている。一方で違法伐採の規制が整備され正規なルートとなってきた。昨今の原油価格の高騰の影響も大きいのであろうが、違法伐採された安価なチーク材から正規な価格となったのだと信じたい。そして価値のあるものをしっかりと説明をしてお客様にも喜んでもらえたらこの仕事に従事する者として冥利に尽きるのではと感じる。

by yamato-aoki | 2007-09-20 08:07 | Comments(0)