大和にある青木工務店社長の日記:自然素材
2023-03-14T20:59:25+09:00
yamato-aoki
工務店社長が日々考えていること
Excite Blog
年輪を見てわかる事
http://teak.exblog.jp/32956411/
2023-03-25T07:39:00+09:00
2023-03-14T20:59:25+09:00
2023-02-28T18:42:07+09:00
yamato-aoki
自然素材
顔にはその人の生きてきた人生が年輪の様に現れる、など表現されることがありますが、実際に本物の木の年輪を見ると本当に見えてきます。
上の写真は優等生の杉材の年輪です。ほぼ中心に向かって年輪が重なり、年輪の幅も細かく強度もありそうです。中心に向かって年輪幅が大きいのはなぜだかわかりますか?幼木のときに堅いと風で折れやすくなってしまう為、しなやかにするためだと考えられます。
こちらは桧の年輪です。赤く囲った部分は小枝があった場所です。途中で枯れてその後それを包み込むように年輪を重ねていった事がわかります。表面を削っていけばいずれ顔を出すことになります。
これも桧の丸太です。枝が生きた板部分から枯れていくのがわかります。年輪を数えれば何年前に枝が枯れたのかもわかりますね。表面から削ると死節から生節に変わっていく事になります。
これは中が空洞になった木材です。おそらく桧でしょう。樹形も歪んでいたので相当過酷な場所に生えていたのだと思います。こうなっても木は枯れません。となりのトトロでトトロが最初に現れた場面を思い出してみてください。木の中の空洞の中にいました。木は年輪の表側が生きていて中の方がどうなっても大丈夫なのです。とはいえ折れやすくなるので注意が必要です。
こちらはアカネトラカミキリという害虫に食害された丸太です。枯れた枝から春先に入っていくので枝の付近に現れます。これは桧なので食害部分の変色は極端にみられませんが、杉材の場合には目立つこともあります。その様な材料をトビクサレといいます。しかし強度試験をしていても強度低下は見られないのです。
どうでしょうか。年輪を見るだけでも色々な事が知れたり想像できて楽しいですよね。
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レッドシダー
http://teak.exblog.jp/32837780/
2022-09-28T07:32:00+09:00
2022-09-26T16:32:22+09:00
2022-09-26T08:33:27+09:00
yamato-aoki
自然素材
青木工務店では様々な木材を在庫しております。目的は在庫する事で品質の価格の安定ですが、お打合せ中のお客様にもストックヤードを見学していただきながら「在庫の木材から選定していただけると良質でコストも抑えられます」とご案内いたしております。最近の円安傾向では特に輸入木材が現在の相場より相当割安になっております。こちらは数年前に購入したレッドシダー(米杉)の室内用羽目板です。木目は柾目と板目と混ざり、赤白も混ざるグレードですが数年の経年で色は焼けて変化しほとんど気にならなくなります。
大切な在庫をお客様に喜んで使っていただけるように、私たちも適材適所でオススメしていきます。
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長野高校木造旧校舎(金鵄会館)の見学
http://teak.exblog.jp/32724001/
2022-07-19T07:31:00+09:00
2022-07-13T14:30:17+09:00
2022-07-01T14:35:09+09:00
yamato-aoki
自然素材
今月初めに行った長野県長野市では、JBN中大規模木造委員会のメンバーで県立長野高校の旧校舎「金鵄(きんし)会館」を特別に見学させていただきました。
ご案内にはこの建物を管理されている一般社団法人長野高等学校金鵄会(同窓会)事務局長の原様がご対応いただきました。お忙しいところ誠にありがとうございました。
昭和13年竣工との事でしたので築84年になるのでしょうか。太平洋戦争以前の時期に建てられた趣のある木造校舎です。かつてはロの字型に建物があったそうですが、新校舎への建替えやグランドの整備などで一部が解体され、現在は一番南にあたる校舎が保存されております。保存活動が適切に行われているようで外観はとても良い状態にみえました。
金鵄の「鵄」は鳥の「トビ」を漢字にしたものです。建物の名前の由来をうかがったところ、校章から来ているとわかりました。
掲示されている看板が校章の鳥の姿なのだと思います。
保存改修時の図面も見せていただきました。
これを見るだけでゾクゾクしてしまいます。
外壁に使われていたスクラッチタイルです。神奈川県庁の本庁舎にもスクラッチタイルが使われておりますがこうして年月を経てさらに素敵に見えます。
車寄せ部分には別の色のスクラッチタイルが使われておりました。
玄関正面の階段です。重厚な作りの階段はこの様な校舎で学んだ経験が無くてもなぜか懐かしさを感じます。色も黒光りして本当に美しいです。
階段を駆け上る生徒さんの声がいまにも聞こえてきそうでした。
教室は4間×4.5間という空間です。自然とDNAに刷り込まれたサイズになります。教室は現在も色々な目的で使われております。作りつけられはめ込まれた黒板も懐かしい雰囲気です。
廊下は9尺幅で真っすぐに伸びていきます。最初のJISA3301に即した形で建てられている事がわかりますね。
床下地の劣化でところところで床の撓みなども感じますが、歩行して不安を感じるほどではありません。むしろ味わいです。
外観にもシンボリックに見えた中央の屋根が突出している部分の部屋です。
実はこの部分は保存活動に合わせて改修されているそうです。もともとは平天井があり、屋根が突き出している部分は小屋裏になっていたそうです。
解体された校舎部分の鬼瓦や棟飾りなども展示されておりました。一つ一つが興味深いのでじっくりと眺めておりました。
玄関も利用当時の姿のまま保存されております。腰板と装飾の縁は大工さんのセンスなのでしょうか。大正時代の洋館などでも良く見負けます。ドアは内開きになっていたがとても気になりました。
ご厚意で建替えられた校舎も少し見学させていただきました。新校舎は旧校舎のイメージのままRC造で建てられております。屋根の瓦屋外壁の色遣いなどもイメージの延長にあります。
階段も旧校舎の階段のオマージュといえます。格子状の手摺下の腰壁部分は違いますが、親柱のデザインは全く一緒です。
シンメトリーの安定的なプロポーションに片側廊下に教室が配置されたつくりはこうして学校としての用途を終えた後も様々な利用がしやすい作りです。奇をてらわなずとも木造の建物は経年で美しく人々に愛されることが良くわかりました。長野高校の皆さま、貴重な機会をいただきまして誠にありがとうございました!
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ようやく入荷!
http://teak.exblog.jp/32680865/
2022-05-27T07:49:00+09:00
2022-05-25T16:32:12+09:00
2022-05-24T14:50:53+09:00
yamato-aoki
自然素材
火曜日は階段材や造作家具の素材で多く使用している在庫のラバーウッド集成材(フリー板)が入荷となりました。
定期的にミハマ通商さんへ依頼している材料です。昨年暮れかけて大量に使った結果であれよあれよと在庫が減っていき、慌てて注文をしていましたが世界的なコロナの影響で通常よりもだいぶ遅れてようやく入りました。
作業場内のからっぽだったブラケット棚に次々と材料が収まっていきます。こうなるとようやく落ち着きますね。
材料の質や仕上がりなどもチェック。良く品質管理された良好な材料です。造作家具がメインの材料なので表面仕上げグレードですが、材料が良いのでほとんどは両面ともに仕上げられる品質でした!
ラバーウッドは樹脂を取った後、かつては廃棄されていた木材でしたので使用はエコロジーな活動に繋がります。硬さも重さもあり、塗装や着色も綺麗に乗るので青木工務店のベストセラーの在庫品です。
少し前までは「在庫回転率」だとかいわれ在庫を抱えるのは無駄と言われておりました。これだけ材料入手の困難や価格の変動が続くと在庫のありがたみを実感できます。もちろん、在庫を置ける会社設備という事も重要です。為替が円安傾向なのでこの先の価格はどうなるのか心配ですが、できるだけ平準化できるように適切に在庫を抱えていきます。
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ウッドショック第二波中!!
http://teak.exblog.jp/32665060/
2022-05-11T07:19:00+09:00
2022-05-06T11:27:15+09:00
2022-05-06T11:27:15+09:00
yamato-aoki
自然素材
以前のような価格は戻ることなくこれが平準化となっておりましたが、さらなる価格高騰が起こっており、そして今後は入手状況も悪化となる見込みです。原因はもちろん様々なのですが、ロシアのウクライナ侵攻は大きな要因の一つです。
会場に機雷が撒かれており、船舶の運航に支障をきたしております。その結果、戦地以外の欧州諸国から日本向けの木材が供給されにくくなりました。また日本でも新緑の季節で山の木々が大量に水を吸い上げるこの時期から梅雨時期は伐採を控えるようになりますので初夏以降の供給不足は明らかです。
合板の価格も私の知る最安値からは4倍になっております、、、、。
悪いインフレとなっておりますが、世界は繋がっているので何とか耐え忍ぶしかありません。青木工務店でも全力で必要な資材を確保し、また予定通りに計画が進むように様々なご提案を心掛けて参ります。
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松濤の公衆トイレ
http://teak.exblog.jp/32524559/
2022-01-19T07:01:00+09:00
2022-01-13T08:41:03+09:00
2021-12-18T17:03:54+09:00
yamato-aoki
自然素材
先日は以前から気になっていた鍋島松濤公園に行っておりました。確か雑誌で見かけたのですが、「え!?」という公衆トイレがあるのです。昨年6月より一般利用開始となっております。
有名な建築家、隈研吾さんがデザインしたトイレです。木材利用に積極的な方ですが、このトイレが公園でどのように見えるのか実物を見てみたいと思っておりました。
トイレの対象者・用途別に戸建てに建っている鉄筋コンクリート造のトイレの外壁に耳付の吉野杉が使われております。床もウッドチップ舗装です。
ピクトグラムの台にももちろん、吉野杉。塗装は何を使ったのでしょうか?ウッドロングエコかな?
トイレの内部にも古木が壁に取り付けられておりました。
子供用のトイレにもあります。
使う木材と取り付ける壁への位置と高さ、向き。私のセンスで付けたら、やはりイマイチだめなのかもしれません、、、。
耳部分の仕上げはかなりラフです。というよりも皮をむいたままなのかもしれません。青木工務店で加工をしたらささくれが手に刺さりにくい様にサンダーがけをしてしまいそうです。
道路から見たトイレの様子です。
公園内からは森を抜けると現れるイメージですが、道路からは鉄筋コンクリートの無機質な表情だけが強調されています。うん!?何かあるぞという感じがしますね。
写真で見るよりも実物の方がなんだかしっくりときます。経年変化がどうあらわれるのか、渋谷に来た時には等級の脇を超えて少し足を延ばしてまた見に行きたいです。
最寄り駅は京王井の頭線の神泉駅です。皆様も是非ご覧ください!
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アカネ材をなんとかしよう
http://teak.exblog.jp/32513385/
2021-12-18T07:18:00+09:00
2021-12-18T17:37:54+09:00
2021-12-06T08:31:32+09:00
yamato-aoki
自然素材
会長を務めている神奈川県木造住宅協会では、山の中でも比較的温暖な低地の木に被害がでている、虫の食害で材に穴が空いてしまった「アカネ材」の利用を促進する運動を始めました。
虫はスギノアカネトラカミキリの幼虫で、節の近くに産卵し食害も枝の跡である節の近くに出てくる傾向があります。
食害の被害は神奈川県では小田原に多く、全国的にも太平洋側に発生しています(※上の写真はネットで上がっていたものです)。
しっかりと人工乾燥をさせれば死滅するので後から虫がコンニチワとなることはないのですが、見た目とイメージでこれまでは流通されずにおりました。食害も極端でなければ強度の低下もほぼ影響ないので、山の資源の最大限化という観点からかなきょうでは利用を進めていこうという事になりました。また、先日の県庁森林再生課の会議でも私から神奈川ブランド県産木材にアカネ材の構造材利用についての基準を設定しておけば安心だと発言をしています。
今後はさまざまなイベントでアカネ材の展示も行いながら説明をするとともに皆さんの反応を確かめて行きたいと思います。
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神奈川県森林見学バスツアー!
http://teak.exblog.jp/32498010/
2021-12-14T07:03:00+09:00
2021-12-14T08:23:08+09:00
2021-11-20T09:57:20+09:00
yamato-aoki
自然素材
12月4日土曜日は毎年恒例となっている、全木協神奈川県協会主催の神奈川県森林見学バスツアーを開催致しました。今回は「一般財団法人神奈川建築安全協会」さんの社会貢献事業の補助もいただいての開催です。
山の木が休んでいるこの時期が建築用材としてもっとも伐採に適した時期となります。作業をする方には寒くて大変ではありますが、、、。この日も関心のある多くの方に参加をいただきました。
先ずは大和市内で青木工務店で工事を進めている現場の見学です。
神奈川県産木材を柱と土台、下地の合板などに使用しております。ただ地元の材料というだけではなくその品質にも注目していただけるようにご説明を致しました。
お昼を挟み、いよいよ山に入ります。今年は厚木市森林組合さんのご協力を戴いて七沢の森に入りました。
厚木市は民有林が多く、国有林や県有林はないそうで市有林が少しだけあるという事です。こちらも民有林とのことでした。
安全な距離をとり、実際にチェーンソーで立木を切り倒す作業を行っていただきました。
林業の基本的な作業はバスの中で映画「ウッドジョブ」を見ていただいておりましたので、その通りの作業が行われ見学の皆さんもより理解が深まったと思います。
予定した方向に無事に木が切り倒されました。見た目以上の迫力です。
ここから長さで切る「玉切り」が行われますが、そのポイントなどもご説明をしていただきました。
本来であればここで県庁の森林再生課の職員さんから神奈川県の山のお話をしていただくのですが、今年はコロナ禍で出張説明の受付がなされておらず代打で(僭越ながら)私がオリジナルの説明を加えながら神奈川県からお借りしたパネルでご説明をいたしました!
最後は市川屋さんの製材所「フォレスト津久井」の見学です。
山から切り出された木材がどの様に製材され商品化をしていくのかその過程を見学していただきました。
大きな帯鋸で製材される様子はさすがに迫力があります。
自動加工の機械も設置されておりますが、このようなカスタムカットは良材の製材に適してますので繋げたい技術です。
道路事情で行程の時間は押し気味でしたが、皆様大変ご協力的に行動していただき事故なく無事に終えることが出来ました。
皆様ご参加ありがとうございました!
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ヒノキの端材でスウェーデントーチ!
http://teak.exblog.jp/32488500/
2021-12-08T07:36:00+09:00
2021-11-22T13:54:06+09:00
2021-11-10T13:38:11+09:00
yamato-aoki
自然素材
先日の八ヶ岳研修会の影響を受け、作業場で転がっている桧の柱の端材でスウェーデントーチを作ってみました。プレカットの時代になったとはいえ、現場ではゴロゴロと出やすい材料です。実際に作ってみてどの様に燃えるのか、実験です。
スリットの幅はチェーンソーで1回歯を入れたもの2つと数回歯を入れて幅を広めにしたものを1つ用意しました。
スリット幅の大きなものは最大の空気量を入れるために底にも穴を開けて通気口を設けています。空気量と火力、燃焼時間との相関関係が実際どうなのかを知りたいです。
スリット幅の狭いものは片方だけ底に穴を開けてみました。穴の径はΦ12のドリルです。
設置についても穴を開けた試験体はインターロッキングの隙間部分に穴が来るように置いて、出来るだけ空気が入りやすいようにしました。
着火のには100円ショップで購入した着火剤をスリットに挟んでみます。便利です。
スリット幅の狭い方は着火剤の厚みが厚く入らなかったので着火材を割いてスリットに挿入しました。バーナートーチで炙っていよいよ実験スタート。
スリット幅の広い方はそのまま着火剤の厚さが入り、火を入れただけで安定燃焼に移行しスウェーデントーチとなりましたが、狭いほうの2つは底の穴の有無に関係なく着火剤だけでは安定燃焼とならず、結局何度もバーナートーチで熱を加えて安定燃焼となりました。
こうなれば安定燃焼となりもう大丈夫です。
燃焼の3つの要素、「可燃物」「酸素」「熱」のうち「可燃物」はもちろん木材、「酸素」は空気量でスリットと底の穴から量を調整、「熱」は4つの区画のそれぞれがお互いに与え続けて安定燃焼のスウェーデントーチとなります。
調理器具としての性能の確認するために自宅からやかんを持ってきました。1リットルの水を入れてスウェーデントーチに載せてみます。
上部にやかんが乗る事で上部は蓋のようになるので燃焼に必要な空気量に心配もありましたが、スリット幅が狭くても消えることなく最後まで安定燃焼が続きました。
結局お湯に沸きあがるために25分の時間がかかりました。
燃焼後の状態です。燃え進みスリットの幅が大きくなることで3要素のうち「熱」が不足となっていき燃焼が止まります。
一番右はスリットの幅の大きな試験体でしたが、一番早く安定燃焼となりましたが一番早く燃焼が止まり(1時間ほど)、一番多く木部が残りました。スリットの幅の狭い方は2時間以上燃え続けました。底の穴の有無はこのスリットの幅ではあまり関係が無いようです。
木材は環境に良いだけでなく、こうして燃料や調理器具にもなります。本当に素晴らしい素材です。
この形式のスウェーデントーチは災害時の調理にも役に立ちそうですね。ただし、実験に使ったやかんは木材燃焼でそこにタールがべっとりと着いてしまったので家庭用には使えなくなりました、、、、(笑)
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最近チェックしたこと
http://teak.exblog.jp/32460422/
2021-11-17T07:57:00+09:00
2021-11-09T11:50:42+09:00
2021-10-13T08:58:40+09:00
yamato-aoki
自然素材
コロナで電車を乗る機会が減り、貴重な読書タイムが減っておりましたが最近ようやく電車移動も増えてきましたので少しずつ読書も進んでおります。ここ最近チェックしたものの一部をご紹介いたします。
2050年カーボンニュートラル社会の実現に向けて新築住宅の8割に載せようと再び盛り上がりを見せるような雰囲気の太陽光発電。FIT法による買取から蓄電池とのセットで自家利用であったり、屋根貸しの初期費用がかからない系が最近の流行りです。私は経年時の建物自体のメンテナンスに大きなコストがかかったり等諸問題がある事がわかっているのでお客様にはあまりお勧めしないスタンスですが、屋根置太陽光発電システムの設置費用を減らすPPAモデルを含めた内容なども書かれた推進する本をあえて読んであらためて内容を確認しておりました。本には維持管理の大切さを触れていますが、建築の専門家ではないのでかなり甘い見込みに感じました。
そしてV2Hを実現する電気自動車として、現在ネット販売予約受付となっている日産自動車のアリアのカタログを熟読しておりました。アリアはV2H対応で市販されている一番大きな電池容量の車種となります。値段は、それはそれですごいですね、、、。V2H自体がまだ日本車ばかりの技術で海外のEV車がどれだけ採用してくれるかが、日本での普及のカギになりそうです。
最後に最近特に気になっている、地熱発電の本。入門編としてこの本を手にしたのですが、地熱の構造や他国の取組み、プロジェクトとしての評価、産業としての状況などアウトラインの把握もできとても勉強になりました。そして私の想像ですが、原子力発電を進めていく過程であろう、地熱発電への取組みが終焉に向かっていった事への憤りを感じました。この本は2012年12月に発刊されていたので東日本大震災後です。
地熱発電の難しさも知ることができましたが、私は日本にはメリットがとても大きい発電方法だと改めて思いました。
ざっとあげてみても
①世界的に見て地熱資源が日本は豊富であること
②再生可能エネルギーであること
③天候によらず24時間安定的なベース電源であること
④発電以外に地熱利用が色々とできること(日本人の生活から外国と比べてエネルギー使用割合が大きい給湯はもちろん、暖房も直接・HP利用で有利)
こんな場所に出来て地域の方にこんな使い方をしてもらえるとステキだな、と本を読みながら想像が膨らんでいます。更に深堀するためにこの著者の地熱発電の本を複数冊読んでみようと思います。
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久々の八ヶ岳秘密基地
http://teak.exblog.jp/32470385/
2021-11-10T07:16:00+09:00
2021-11-08T09:24:27+09:00
2021-10-23T14:19:02+09:00
yamato-aoki
自然素材
先週の土曜日は家族を連れて久々に遠出をしました。JBNの中大規模木造委員会でいつもお世話にになっている「もやし系」コンサルタント・設計事務所、桜設計集団さん主催の八ヶ岳秘密基地での研修会に家族で参加をしてまいりました。
場所は桜設計集団さんの研修所「八ヶ岳の秘密基地」です。完成間も無くだった4年前にもここでの研修会に参加をしておりましたので、久しぶりです。前回同様に座学と実演を併用した「火育」を行います。
このプロジェクターにあるのは消防庁の資料の火災の件数などです。木造の火事ばかり報道されがちですが、同じぐらい耐火のマンションでも火災は起きております。しかしマンションは延焼率が低いのでいわゆる映像映えする画像が撮れないので、延焼率が高く派手に舵が起きている様子が撮れやすい木造の火事が取り沙汰されるようになっているのではと思いました。もちろん、準耐火構造などの木造の延焼率が低い事はデータでもわかるので全ての木造を一緒にする事は間違いであることも良くわかります。
これは15㎜厚の木材と0.35㎜厚ガルバリウム鋼板を裏から同じバーナーであぶっている様子です。
不燃材料のガルバリウム鋼板は炎こそ上がりませんが、裏面が真っ赤になっている事がわかります。一方で表面が焦げて燃える木材は裏面は触ってもやけどはしません。木材は火事があっても隣の部屋は安心して避難しやすい材料なのです。同じように12.5㎜厚の石膏ボードもあぶりましたが、石膏ボードの方が熱くなっておりました。ちなみに木材15㎜と石膏ボード12.5㎜の燃え抜き時間は同じぐらいです。木材が意外に火に強い事がわかります。
こちらは煎餅間に短く切った竹を敷き詰めて竹炭を作る実演です。燃焼温度も大事で260度から300度で30分ほど過熱をして作ります。物体から出る燃焼ガスへの着火の様子なども良くわかりました。
こちらはお馴染みの焼杉作りの実演です。
物が燃える3要素「可燃物」「酸素」「温度」が組み合わさって成り立つことが良くわかります。動画でも紹介された「スウェーデントーチ」は会社でも柱材の木っ端などでつくり、適切なスリット幅など検証しながら試してみようと思います。災害時の炊き出しなどでも大活躍しそうです。
子供達がわちゃわちゃとしていて皆様にご迷惑をお掛けいたしましたが、とっても良い火育となりました!
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印象操作だっ!
http://teak.exblog.jp/32473571/
2021-10-29T07:52:47+09:00
2021-10-26T16:01:11+09:00
2021-10-26T16:01:11+09:00
yamato-aoki
自然素材
今週月曜日のネットニュースです。住宅火災があると、木造の場合はこの様にわざわざ「木造」をつけて報道される事が多いです。この様な報道のされ方が積み重なり、一般市民からも「木造は火に弱い」という既成概念が刷り込まれていきます。他の構法は明示される事が少ないのに、です。
たしかに無配慮な木造は火の廻り方が早いものですが、規定を守り、部屋ごとに燃えるように計画上でも区画したものは安全に避難できますので同じ様に見られるのは風評被害以外になにものでもありません!
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ヤニ松!
http://teak.exblog.jp/32330762/
2021-07-10T07:39:00+09:00
2021-07-02T19:28:34+09:00
2021-06-23T08:39:51+09:00
yamato-aoki
自然素材
先日在庫用に仕入れた木材の中に、素晴らしいヤニ松が何本かありました。
ヤニ松は床の間材などで良く使われる材料で、色や木目が美しい材料で好きな方も多いです。
青木工務店だけではなく、木が大好きな工務店は良くこうして色々な木材を在庫用に買っております。それは子供の時にビックリマンシールを集めた時とあまり変わらないのかもしれません(笑)。お客様には「うちにあるものを使ってもらえれば良いものが安く使えますよ」とお伝えしています。ヤニ松だけでなく、他にも色々と入荷しましたのでどうぞご利用ください!
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やはり気になります
http://teak.exblog.jp/32312555/
2021-06-15T07:16:00+09:00
2021-06-14T11:04:54+09:00
2021-06-09T16:06:21+09:00
yamato-aoki
自然素材
普段の移動でたまに通る大和市内のとある現場です。青木工務店の現場ではありませんが、気になってしまいます。何故かといいますと、建て方作業が終わり確か3ヶ月ほどこの状態のままとなっているからです。
何処が設計して施工を手掛けているのか、そして建築主は誰なのか、法定の工事看板も見当たらないのでわかりませんが、現場が止まっているのは何かよっぽどの理由があるのでしょう。足場のシートも一部が空いたままになっております。
木材も雨風で色が変わり始めました。みえる集成材もハイブリッドビームですのでこれは使用環境Cのはず。使用環境Cは屋内利用を前提とした品質基準なのでなるべく早く雨仕舞いを完了させたいところであります。
敷地外からも入りやすい状況なので放火の危険も心配です。建て方後で構造も仮筋交設置のままなので本来の耐力壁が構築されておらず、また床下地合板なども釘などの本施工の状態かもわからないので本来の耐震性では恐らくないでしょう。このままだと台風シーズンが特に心配です。近隣などへも被害が生じないように建築主の方も建設会社に伝えて欲しいと思います。
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ウッドショック
http://teak.exblog.jp/32223537/
2021-04-09T07:32:49+09:00
2021-04-08T07:33:17+09:00
2021-04-08T07:33:17+09:00
yamato-aoki
自然素材
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