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大和にある青木工務店社長の日記

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2008年 06月 30日

CASBEE

CASBEE(キャスビー)という言葉はご存知だろうか。これは「この建物がどれほど環境に優しいか」を測るもの。Comprehensive Assessment System for Building Environmental Efficiencyの頭文字をとったものである。今年になって地方自治体により大型の建物には義務化がなされている。評価方法はQ(環境品質)/L(環境負荷)としており、品質が高くても負荷も大きければ性能はそれほど評価されず、また品質が低くても負荷も低ければそれなりの評価となる。アメリカではLEEDといった環境性能評価法があるが、CASBEEは日本独自のもの。慶應義塾大学の村上先生が委員長として取りまとめ、財団法人建築環境・省エネルギー機構(IBEC)が事務局として委員会が続いている。
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昨年その中で戸建て評価方法がまとめられたので、資料を基に早速青木工務店の建物の評価をしてみた。考えられる範囲で環境性能は考慮してきたつもりだが、公の物差でどうなるのか、少しドキドキ。評価は自主評価。なので多少読み違いもあるかもしれないので悪しからず。
CASBEE_f0070542_8151962.jpg

ブログに書くということは、良い結果であったということ。最高ランクの「S☆☆☆☆☆」となった。
もともと木造住宅の環境性能は高く評価される。また使用する材料も枯渇しない木材を選択。設計プランも既存の緑を残すことなども評価される。当然断熱性能も。残念なのは地域材の利用。神奈川では県産材の供給量は需要量にはるか遠く及ばない。全国でも5本の指に入る消費地にもかかわらず、生産量は沖縄県についてワースト2位というデータもある。
これからもう少し勉強をして、CASBEEの考え方も仕事に活かして生きたい。

by yamato-aoki | 2008-06-30 08:12 | Comments(0)


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