昨日は朝から作業場内へ材料搬入の一日となった。春に上棟予定の現場の構造材である。タイコ梁が多いので、大工の手刻みとしている。
お客様実家の木を昨年の一月に切り出し、半年以上葉枯らし乾燥をし、製材をしてもらったものだ。含水率も20%前後まで落ちている。とはいえ、6,7Mとなると相当重い。
このような材料をどうやって料理するか。時間があれば私が現場担当となって仕上げたいという思いに駆られる。今ではこういうものを扱える工務店は本当に減っている。たしかに平角で直ぐに使えるものの方が安くて仕事もしやすいかもしれない。そもそも墨付け、手刻みが出来ず、すべてプレカットまかせという大工も多い。今回は棟梁会の会長の新井が担当棟梁となる予定。本人もやる気十分、若くてもこういった現場をこなせるという大工がいて私も鼻が高い。
まだあと二台ぐらいは材料が入る予定。広かった作業場もすっかり材料に埋まりそうだ。