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大和にある青木工務店社長の日記

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2006年 08月 29日

真摯な態度

 月曜日、朝から新築計画のお客様と銀行にローンの相談で伺う。銀行の担当からお客様へ一通りの説明がなされる。お父様、息子さんとお二人で話を聞いているが、慣れていないと判りにくいかも知れないと隣で聞いていても感じてしまう。その人なりの条件でどうでもいいこと、重要なことが違う。間に私が少し噛み砕いた形でお話をわかりやすく付け加える。私なりに、お客様のこれからの生活により勧めやすい条件を提案しながら、そのメリットデメリットをお話しする。
 もしここで悪徳業者がいたら大変だろうと常々思う。これしかない、これが一番だとろくな説明をせずにその場の高揚感で判を付かせ、あとはのらりくらり。せっかくお知り合いに慣れたのだから、不利なことにならないで欲しい。私自身その気持ちを常々抱きながら打合せの場に着く。数度の打合せでお客様が全てをさらけ出すことは難しいのかもしれないが、せめて私たちがうそ偽り無い態度で真摯に接し、お話しやすい雰囲気を作り出すことが大切であると感じる。
 午後は防音工事の現場調査で設計事務所といっしょに立会い、各室の打合せを行なう。施主・設計・施工と一堂に会する機会はあまり無い。意見のキャッチボールで仕様を積み上げていく。設計の古谷田さんは念入りに話をしていただけるのでありがたい。途中で末次にまかせ、私は渋谷へ木質外壁の防火仕様の検討会に向かう。
 久しぶりに日中渋谷の町を歩く。相変わらず人が多い。気持ちが悪い。会議に遅れることになったが、すでに佳境に入っていた。SAREXメンバーのアンケート結果で現状の外壁仕様の集計がある。なんとなく回答先の会社が目に浮かぶ。レベルの高いSAREXメンバーであっても、コンプライアンスの精神は各社線引きが違っている。顧客のニーズ、政策誘導、企業の建物イメージ戦略、法令は必ず一致するものではない。どこに線を引くのか、対象が大勢なので難しい。当たり前だが、自社の仕様で持っていけるようにしたいが、断熱材の部分でひっかかるので修正が必要だ。

by yamato-aoki | 2006-08-29 11:24 | Comments(0)


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