土曜日は終日外出でした。都内では大田区にて耐震改修工事をしているO邸に寄りました。
大田区では旧耐震基準の住宅の耐震補強に100万円の補助金が出ます。それだけの大金が出されますので、診断から補強計画もかなり厳しく指摘があり、工事中の検査は5回ほどと相当のチェックがなされます。
中古住宅を購入されたO様ですが、この建物は住宅金融公庫の融資を受けており、検査済証も備わっており、また当時としてはめずらしく基礎に鉄筋が入っているのでしっかりと補強を行えば問題なく使い続けることができます。
床組みの痛みは激しいので、大引きから全てやり直すことになります。
当時の鋼製火打ちが入っていたのですが、区役所からの指導でさらに野縁に構造用合板を施工するように言われたそうです。しかしもっと水平剛性が増すように、野縁を解体し、2階の根太下に直接張る様にしました。年内には完成予定です。