建築を行なう上では様々な法令をクリアして進めることが必要です。しかし法令は完全ではないので、解釈によって運用が変わり、結果が変わることも多々あります。
建築士は関係法令を遵守して図面を引きますが、解釈論にぶつかると建築主事との相談となるのです。しかし建築確認厳格化から「グレーはクロ」という判断ばかりとなってしまいました。6月からの運用の見直しでどう変わったのか。昨日は堤主任とお客様とで窓口に行って相談をしてきました。
プロである私たちにはなかなか英断といえる判断をしてもらうことがありません。本件においても幾度と無く足を運び、あしらわれてしまっておりました。可分不可分についてです。本件は不可分ともいえる案件なので(少々しつこく)折衝にあたっておりました。そして施主本人に同行してもらうことにしたのです。
堤主任いわく、効果はてきめんで今までの対応とまったく違っていたといいます。業者主導の疑いから、施主本人の強い希望という違いでしょうか。何とか建てられるようにするようにしますという言葉は今までと違っていたようです。やっぱり最後はお客様本人なのですね。