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大和にある青木工務店社長の日記

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2010年 06月 23日

神奈川の山見学

本日は建築ものづくり学科の生徒を連れて山からプレカットまで、木がどのように出されて私たちの手に届くのかを実際に見学してもらいました。今回も厚木の市川屋さんに御協力を戴きました。
分かりやすいように、手に届くところから山へさかのぼる形での案内となりました。
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初めてのプレカット工場の見学。座学での知識がより深まります。
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来月から可動予定の新しい製材工場です。頑張って設備投資をしております。
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乾燥炉です。ここで人口乾燥材となります。皆大きさに驚いておりました。向かい側にはもう2台設置するスペースがありました。プロジェクトが軌道に乗ればさらに増やすのでしょう。みんなで応援しないと。
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現在稼動している製材所です。昔はケヤキなどを挽いていたため、長さ9M、直径3尺まで対応との事。今後はここは注文挽きの場所とするそうです。
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諸戸林業所有の土地での土場です。山から切り出された丸太がここで一度集まります。この辺一帯は手の入ったとても綺麗な山林です。したがって優良木材が手に入りますが、三重の会社なので三重に行ってしまいます。
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場所が変わり、秦野市森林組合の鈴木さんの案内でこの地域の林業の状況の説明を受けます。山ビル(血を吸うヒル)の洗礼を受けてしまう子もでてしまいました。
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集木の為のワイヤーの張り方を教わりました。
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このように短いワイヤーを親綱に絡めて一方向に巻き上げるそうです。道路を挟んだ斜面では別の方法でワイヤーを張っておりました。ワイヤー技術の伝承の為に色々と模索をされているそうです。
今回も新しいことをたくさん学びました。生徒にはまだ現実味がないかもしれませんが、いずれこの体験が役立つに違いありません。今はまだ木が出される背景を知って、ものを大事に使うことだけ感じてもらえればいいです。

by yamato-aoki | 2010-06-23 20:43 | 業界活動 | Comments(0)


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